My Opinion 私の見解

総選挙か。大政奉還か。

 景気はものすごい勢いで悪化しています。新卒者の就職内定取り消しは相次ぎ、新車販売は前年比27%の減、大手百貨店も売り上げ20%の減、そして何十万人もの正規・非正規社員を問わず、リストラが容赦なく行われています。

 経済、金融、雇用、国民生活等々、日本は未曾有の危機に直面しています。
 しかしこの非常事態にもかかわらず、麻生総理にはまったく危機意識が感じられません。すべてが思いつきの見切り発車で、発言は二転三転の朝令暮改。失言・舌禍で迷走を繰り返し、国民の失笑までかい、総理への国民の信頼は薄れ完全に求心力を失ってしまいました。

 民主党は、雇用・中小零細企業へのつなぎ資金を中心とした緊急経済関連対策法案を提出します。景気対策はスピードが命です。次々に施策を打たなければこの世界大不況に対処できません。にもかかわらず、麻生総理は緊急の二次補正すら年明けに先送りをしてしまいました。特に中小零細企業の命綱である一次補正の融資信用保証額の枯渇は時間の問題で、ますますリストラ、企業倒産が増大してしまいます。

 今、総理のなすべきことは、自身の政権や自民党を守ることではなく真面目にこの窮状に立ち向かい、国民の生活を守ることです。
 国民は大切な家族です。その生活を守り、すこしでも幸せな毎日を送ることができるよう努めることこそ、政治の最も大切な使命です。

 この危機に政府も与党もバラバラです。自民党そのものが瓦解・崩壊寸前です。
 経済が非常事態の今こそ国民に信を問うべきです。
 国民の審判を受け、国民の支持を背景にした強い政権を創らなければ、日本は本当に破綻・沈没してしまいます。

 ペリー艦隊の来航から明治維新まで15年。私たちが自民党を離党して同じく15年。歴史の縁を感じます。

 麻生総理には、もはや速やかな解散・総選挙か、大政奉還しか道はありません。
 政権が変われば、間違いなく政治は大きく動きます。
 政権交代とは、私たち国民が国民の手で国民の政権を創ることです。

羽田 孜