My ambition 私の志

社会の繁栄と歪み

国の航路の改革を目指して古い地図を書き換え、新しい地図に交換し、そして、100年先の新しい世界へと船を進めていく、その作業が政治であると思います。焦土と化した国土の復興に始まった1945年以降の時代は、日本が歴史上経験したことのない繁栄と活気に満ちた時代でした。明治維新によって創造した政治、行政、そして軍による国家建設の枠組みの良かったことは生かし、あるものは勇気を持って捨て、平和主義を頑強な柱に据え、ひたすら経済成長を国家目標にして突き進んできました。その目標は1980年代にはおおむね達成し、日本は世界に冠たる経済大国になりました。経済至上主義は多くの弊害も生みましたが、私達はその弊害に目を向ける事よりも先へ進む事ばかりに必死でした。しかし、気がついてみると、日本はあらゆる部分で歪み、硬直化を起こし、融通のきかない国になっていました。国のシステムは甚だしい老化をきたしてしまったのです。